電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置の市場投入計画を発表

2012年5月18日、下記のニュースリリースを発表しました。

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ネクステック、電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置の市場投入計画を発表
~電源の無い場所に簡単にネットワークを設置。試作機を公開~
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 「IT関連事業を行う株式会社ネクステック(社長: 大石憲且、本社: 札幌市)」は、「電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置」の試作機を完成し、市場投入計画を発表しました。「電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置」は、電源の無い場所に無線(WiFi)ネットワークを簡単に構築することができる装置です。太陽光発電パネルと蓄電池を装備し、十分に充電されている条件下では、日照が無くても5日間の連続稼働を可能としています。これまで、電源の確保が困難なために、ネットワークを利用できなかった農場や海上、山間部、イベント会場、建設現場、災害発生時のネットワークとして活用することができます。ネクステックでは、「電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置」を展示会等で紹介し、実証実験を経て2012年年末に市場投入をする計画です。

 電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置は、平成23年度道産低炭素化製品開発促進事業の支援を受けて、「電源の無い場所に、ネットワークを!」をコンセプトに開発が進められました。このコンセプトを実現するにあたり、1)電源を自給(発電と蓄電)できること、2)一人でも運搬と設置ができる(可搬性がある)こと、3)メッシュネットワーク(※)を自律して構築できること(設定不要)の三つの特徴を同時に実現しました。また、無線通信部分は一般に無線LANで利用される通信規格IEEE802.11b/g/nに対応し、市販されている無線(WiFi)端末でこのネットワークを利用することができます。さらにソフトウェアを改良し、より省電力な装置とする工夫を取り入れています。これらの特徴により、整地や電源工事を必要とせずにネットワークを構築し、継続して運用をすることを可能としました。

 ネクステックでは、2012年5月24日(木)に、北海道立総合研究機構工業試験場が主催する、技術移転フォーラム2012「工業試験場」成果発表会(場所:札幌ガーデンパレス)において、試作機を展示します。その後、実証実験を経て改良を重ね、2012年年末に電源自給型可搬無線(WiFi)を市場投入します。電源が無くネットワークを構築できなかった場所にネットワークを提供することで、産業面、市民生活面でのネットワーク活用の高度化、災害発生時の情報伝達の改善について貢献していきます。

※メッシュネットワーク
 ネットワークを中継する機器が、網目状に接続されているネットワークのことです。電源自給型可搬無線(WiFi)通信装置は、接続距離内にある他の同装置を自動的に認識しメッシュネットワークを構築します。

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